鹿島茂 (明治大学国際日本学部教授 フランス文学)

会場

日仏会館ホール

講 師:鹿島茂 KASHIMA Shigeru (明治大学国際日本学部教授 フランス文学)

 

参加費:1,000円(学生500円、日仏会館会員無料)  定員120名  要事前参加登録

 

共 催:公益財団法人渋沢栄一記念財団

 

 

 

 

 

世界史の中で、明治日本が資本主義を成り立たせることに成功したのは、その後の歴史の推移を眺めてみると、奇跡にしか見えません。それには渋沢栄一の貢献が大きかったと言われますが、では、いったい、渋沢はどこで近代的な資本主義の原理を学んだのでしょうか?この謎を第二帝政で支配的だったサン・シモン主義という補助線を導入することで解いてみたいと思います。

 

  

 

 

 

鹿島 茂(かしま しげる)

1949年横浜生まれ。東京大学文学部仏文科卒業、同大学院博士課程修了。明治大学国際日本学部教授。専門は19世紀フランス文学。19世紀フランス風俗を中心に幅広い分野で執筆し、著書は120冊を数える。『馬車が買いたい!』(白水社 1990)でサントリー学芸賞他受賞多数。20111月『渋沢栄一I算盤篇』『渋沢栄一II論語篇』を文藝春秋社より刊行