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2024-09-17
公開セミナー「プルーストの名文を読む」
立教大学では2017年から2020年にかけて、長大かつ複雑な小説として名高いプルーストの『失われた時を求めて』を吉川一義氏による新訳で読破する全14回の連続公開セミナーを開催し、好評を得た。このたび、作中から箴言と散文詩のような断章を選び抜き「名文選」を編んだ吉川氏を迎え、あらためてプルーストの大長編の読みどころについて考察する。...
20世紀フランス文学は、ダダイスムやシュルレアリム、実存主義などの様々な潮流を経て、ヌーヴォー・ロマンの作家により実験的な小説が数多く発表された。ドイツ占領下のパリにおいて、1941年に創設された地下出版社であるミニュイ社から、とりわけ戦後ジェローム・ランドンが編集長として発掘したアラン・ロブ=グリエ、サミュエル・ベケット、ナタリー・サロート、クロード・シモン、ミシェル・ビュトール、マルグリット・...