参加費: 主催団体の会員 無料、 一般 1.000円、学生 500円
同時通訳機器のデポジットとして1.000円お預かりいたしますが、お帰りの際にご返却いたします。
主催 公益財団法人日仏会館、在日フランス商工会議所、日仏経済交流会(パリクラブ)
ちょうど一年前、日産と日本はともに未曾有の危機的状況にあった。記憶する限り最大級の自然災害に遭遇し、元の正常な状態に戻るにしてもそれがいつになるか全くわからない状態だった。だが、日産も日本も、忍耐力、活力そして持ち前の強さを活かし、再び立ち上がった-それも多くの人々が思っていた以上に早く-。この災害から我々は何を学んだのか。またいかに将来にわたる日産のあり方に変化を与え、危機管理戦略の見直しに影響を与えたのか。日産CEOであるカルロス ゴーンが日産の復活について新たな分析を加え、多様で並々ならぬ困難を乗り越え、日産がいかにして2011年記録的な自動車販売台数に挑んだかについて会場との対話を通じて語っていく。
カルロス・ゴーン
日産自動車株式会社の社長兼CEO(最高経営責任者)。1999年6月に、同社のCOO(最高執行責任者)に着任し、2001年の6月にCEOに就任した。2005年5月からはフランスの自動車メーカー、ルノー社の社長兼CEOも兼務し、世界の企業売上高ランキング フォーチュン・グローバル500に名を連ねる2社を同時に率いる、世界初の経営者。ルノーと日産は、大手自動車メーカーの中では最も長く続いている、文化の異なる企業間提携である。ゴーン氏は1990年代当時、深刻な経営難にあった日産自動車を再生させ、2000年には黒字化を果たした。さらにこの一年間は、数々の自然災害と経済不安の中、より確かな舵取りを行った。