主催 公益財団法人日仏会館、共催 日仏歴史学会
参加費: 主催・共催団体会員 無料 (非会員は1.000円、学生500円)
1989年、フランス革命200周年の記念行事が世界各地で盛大に行なわれた年は同時に、皮肉にも、天安門事件やベルリンの壁の崩壊によって共産圏のイメージが大きく傷つき、革命を含む「左翼的なるもの」の魅力が急速に薄らいだ年でもあった。しかしそれから二十数年後、チュニジアとエジプトに始まる「アラブの春」は革命と解放が私たち自身の現代的な問題であることを人々の目に明らかにしている。
21世紀初頭の日本において、フランス革命は研究対象として現代的な意味を持ち得るのだろうか?持つとしたら、どのような点においてなのだろうか?フランス革命を専門にする中堅の研究者6名に、それぞれの問題関心と研究内容を語っていただく。
プログラム
10:00~10:15: 開会挨拶 三浦信孝 (中央大学、日仏会館)
司会: 山崎耕一 (一橋大学)
10:20~11:00:第1講演: 平正人 (文教大学)
11:00~11:40:第2講演: 早川理穂 (早稲田大学)
11:40~11:50:質疑応答
昼休み
13:00~13:40:第3講演: 山中聡 (日本学術振興会特別研究員PD)
13:40~14:20:第4講演: 松嶌明男 (北海道大学)
14:20~14:30:質疑応答
休憩
14:45~15:25:第5講演: 竹中幸史 (神戸女学院大学)
15:25~16:05:第6講演: 高橋暁生 (上智大学)
16:05~16:15:質疑応答
休憩
16:30~16:45:第1コメント: 宮崎揚弘 (慶應義塾大学名誉教授)
16:45~17:00:第2コメント: 松浦義弘 (成蹊大学)
17:00~17:30:全体討論
17:30~17:35:閉会挨拶
発表タイトル
10:20~11:00:第1講演: 平正人:出版メディアから見たフランス革命
11:00~11:40:第2講演: 早川理穂:パリの民衆運動と暴力
13:00~13:40:第3講演: 山中聡:共和国フランスは神を求める
13:40~14:20:第4講演: 松嶌明男:「礼拝の自由」への試行錯誤(1789-1831)
14:45~15:25:第5講演: 竹中幸史:理想の公教育? ―ルーアンにおけるブキエ法の施行をめぐって ―
15:25~16:05:第6講演: 高橋暁生:日本人が見たフランス革命(19世紀~20世紀)