近代フランス音楽を代表する作曲家クロード・ドビュッシーは、年生誕150周年を迎え、オランジュリー美術館、ブリヂストン美術館で展覧会「ドビュッシー、音楽と美術」が開催されます。当会館でもオルセー美術館館長ギ・コジュヴァル氏をお招きして記念講演会を行います。ドビュッシーは印象主義と象徴主義の両方の要素を合わせ持つ、繊細な感性を備えた音楽家で、微妙な美しさを示すその楽曲を理解するのは必ずしも易しいとは言えません。本講演会では、ドビュッシーと当時の美術との関係について、音楽にも精通された専門家のお立場から詳しくお話しいただく予定です。美術との関係から新しいドビュッシー像が見えてくると期待されます。