会場: 日経ホール
主催 公益財団法人日仏会館、日仏会館フランス事務所、在日フランス大使館、日本経済新聞社
助成: 公益財団法人石橋財団
参加費: 全席指定 3,000円 日仏会館会員の方は2.000円にて参加できます。
詳細は日経イベンツガイド(7月16日の項も)でご覧になれます
第1部
ジャン=ミッシェル・ネクトゥー講演 「ドビュシー、作品とその魅力」
第2部
フランソワ・シャプラン/ピアノリサイタル
プログラム:<ショパン/フォーレ/ドビュッシー>
ドビュッシー:映像 第2集
ショパン:3つのノクターンより第1番変ロ短調 Op.9-1
フォーレ:8つの小品より即興曲Op84-5
フォーレ:3つのノクターン第1番変ホ短調 Op.33-1
ショパン:舟歌 嬰へ長調 Op.60
12の練習曲Op25より第1番
ドビュッシー:12の練習曲第2集より
ショパン:ワルツ 変イ長調
ドビュッシー: ロマンティックなワルツ
ドビュッシー: 前奏曲 第1集より
第4曲/音と香は夕べの大気の中に漂う
第10曲/沈める寺
第2集より 第12曲/花火
ドビュッシー: 版画
音楽、美術、文学、舞台芸術に新たな潮流が一斉に芽吹き始めた19世紀パリ。創造の根源を現代的な詩情と視覚的な芸術に求めた作曲家・ドビュシーはまぎれもなく時代を切り拓く芸術家だった。画家や詩人と交流し、音楽と美術の交響を奏でたドビュッシー作品の魅力を音楽史家ジャン=ミッシェル・ネクトゥーが紹介する。講演にあわせ現在フランスでもっとも優れたドビュッシー演奏家とされるフランソワ・シャプランが演奏。第2部のリサイタルでは、ショパン。フォーレ、ドビュッシーの系譜をピアノ演奏でたどる。
フランソワ・シャプラン (François CHAPLIN)
国立パリ高等音楽院でピアノと室内楽を学び、1987年セニガリア(イタリア)のピアノコンクールで優勝、1989年には、クリーヴランドの国際コンクールでモーツァルト賞、ロベール・カサドシュ賞を受賞した。2007年に6枚組みCDがセット化されたドビュッシーのピアノ作品全集はディアパゾン・ドールをはじめ数々の賞を獲得。2010年のショパン生誕200周年にはノクターン全集をリリースし、批評家に絶賛され、「フランスのショパン2010」に認定された。現在、フランスで最も創意に富美、魅力あるピアニストのひとりと言われている。
ジャン=ミシェル・ネクトゥー (Jean-Michel NECTOUX)
ヴェルサイユ宮殿、フランス国立図書館を経て、1985年よりオルセー美術館で学芸員として「スターと聖なる怪物」「牧神の午後―マラルメ、ドビュッシー、ニジンスキー」など学際的な展覧会を手がける。1999年パリの国立美術史研究所の学術顧問となり、視覚芸術と音楽、舞台芸術の相互関係についての研究を担当。2009年からフランス国立科学研究センター(CNRS)のフランス音楽文化研究所で原色。ガブリエル・フォーレの研究を専門とし、象徴はの時代と音楽の関係の学術研究を主要なテーマとしている。