Coupe du Monde de la Boulangerieは、フランスのMOF(国家最優秀職人)たちが中心となって設立した手作りパン振興会が 1992年から主催する「パンのワールドカップ」である。毎回世界から12カ国が予選を勝ち抜いて参加し、各国3名から構成される選手団は、それぞれが“Pièce artistique”、“Viennoiseries”、“Baguettes & Pains”を担当する。与えられたブースと限られた材料の中で、規定の品目を8時間以内に仕上げ、形・味・風味などの技術、スピード、芸術性を競うものである。
第8回となる今大会は、3月3日から7日までパリ北部Villepinteにある見本市会場のSalon Europainで開催され、日本代表チームは参加国の中で作業の正確さ、芸術性、チームワークが高く評価され、2002年以来2回目となる優勝を果たした(2位アメリカ、3位台湾、4位スウェーデン、5位フランス、6位韓国)。国内予選応募総数111名の中から選出され、2009年2月日本代表に選出されてから優勝までの精進の道すじをDVDで紹介するとともに、小麦粉やバターやオーブン、温度・湿度など、日本とはまったく異なる条件のなかで、パンの本場フランスでいかに闘ったかを選手三人に熱く語っていただく。
畑仲 尉夫 (はたなか やすお)
大阪市生まれ 42歳 1988年神戸屋入社 キッチン緑地店、広尾店を経て、現在横浜店勤務
佐々木 卓也 (ささき たくや)
横浜市生まれ 42歳 1993年ポンパドウル入社 平塚店、上大岡店、逗子店を経て、現在製品開発課勤務
長田 有起 (ながた ゆうき)
川崎市生まれ 32歳 1998年神戸屋レストラン入社 キッチン成城店、ルミネ立川店を経て、現在ルミネ藤沢店勤務
◆ 畑仲 尉夫 (はたなか やすお)
大阪市生まれ 42歳 1988年神戸屋入社 キッチン緑地店、広尾店を経て、現在横浜店勤務