17時以降、作品を紹介するDVD上映がございます
19世紀末の 装飾芸術運動アール・ヌーヴォーに見られるジャポニスム(日本美術の影響)と日本へのジャポニスムの「里帰り」現象をテーマとします。特にガラス工芸と宝 飾工芸の分野に見られるジャポニスムについて二人の専門家にお話いただき、アール・ヌーヴォーのジャポニスムを作品に取り入れた二組の日本人作家に自作に ついて語っていただきます。19世紀末の装飾美術のジャポニスムが、現代の日本に回帰していく現象について大きな視野から再考し、双方向的な日仏文化交流 という魅力的な側面を浮き彫りにできれば幸いです。
土田ルリ子 (サントリー美術館学芸副部長)
「Pâte de verre (パート・ド・ヴェール) アール・ヌーヴォー期に復元された古代技法―その紹介と日本への伝播」
樋口真一、主明(ガラス作家)
「作品制作の環境と技法」
橋本 公(箱根ラリック美術館 学芸主任)
「ラリックにおけるジャポニスム」
中嶋邦夫(宝飾作家
「現代によみがえるアール・ヌーヴォーのジュエリーを彩るエマイユテクニック」
司会 三浦 篤(東京大学教授)