主催: 公益財団法人日仏会館、日仏会館フランス事務所
助成: アンスティチュ・フランセ、在日フランス大使館文化部
協力: 筑波大学(国際交渉力強化プログラム)、作品社
誰もが幸福になるという目的は、成長し続ける社会によって担保されてきた。その実現が破綻したいま、これからの可能性について、改めて問 い直さなければならない。セルジュ・ラトゥーシュは、幸福のあり方を「連帯した社会における簡素な豊かさ」と再定義することによって、消費社会からの脱出 を提起している。
セルジュ・ラトゥーシュ
パリ南大学(パリ第11大学ソー・オルセー)の名誉教授であり、経済成長を前提とする社会に意義を唱えている。大学院では政治学も修め、哲学で博士号を取得している。近著は以下の通り:Chroniques d’un objecteur de croissance (Ed. Médial-Sang de la terre, 2012), L’âge des limites (Ed. Mille et une nuits, 2012), Bon pour la casse. Les déraisons de l’obsolescence programmée (LLL Les liens qui libèrent, 2012), Vers une société d’abondance frugale (Ed. Mille et une nuits, 2011), Pour sortir de la société de consommation : voix et voies de la décroissance (LLL Les liens qui libèrent, 2010 / 『消費社会からの脱出 : 脱成長の様々な声と道』 作品社 2013), Petit traité de la décroissance sereine (Ed. Mille et une nuits, 2007), Le pari de la décroissance (Fayard, 2006), L'invention de l'économie (Albin Michel, 2005), Survivre au développement (Éd. Mille et une nuits, 2004 / 『経済成長なき社会発展は可能か? : 「脱成長 (デクロワサンス) 」と「ポスト開発」の経済学』 作品社 2010).
※ 尚、5月17日(金)にも同志社大学で講演会が予定されております。