西永良成 (フランス文学者)

会場

501会議室

日 時:2012年6月4、11、18、25日(各火曜日)14 :00-15 :30

 

受講料:8,000円(一般)、6,000円(日仏会館会員)

定  員:20名(先着順)/ お申込みは「お申込み方法」をご覧ください

 

 

 

お申し込み方法: FAX、E-mailいずれかの方法で日仏会館事務局宛ご連絡下さい。折り返しFAXあるいはE-mailで受付番号と振込先をお知らせいたしますので、受付日から1週間以内に受講料をお振込下さい。(FAX 03-3851-5277 このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。 )

 

 

 

 

『レ・ミゼラブル』は映画やミュージカルなどで内容の一部、とくにストーリーはよく知られているものの、じっさいはあまり読まれていないはず。この大作について語っている作家、批評家たちでさえ、バルガス・リョサを除き、この正真正銘の「歴史・小説」、「政治・小説」全巻の全体像を捉えてはいないだろう。この講座では、毎回小説中のエピソードをいくつか取り上げ、それをこの小説を原作とした映画・ミュージカルなどの同場面と比較しながら解説し、ユゴーの大作をきわめて今日的な作品として再発見する。

 

 

 

 

西永良成(にしなが・よしなり)

1944年富山県生まれ。フランス文学者。著書に『サルトルの晩年』、『<個人>の行方』、『激情と神秘−ルネ・シャールの詩と思想』他。訳書にミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』、ポール・ヴェーヌ『詩におけるルネ・シャール』、ジャン・ポール・サルトル『フロイト<シナリオ>』、アンドレ・グリュックスマン『思想の首領たち』など。