篤苑(あつえ)(日本画家)

会場

エントランス

源氏物語の中に「幽玄美」があることを見つけ出し、「源氏の幽玄美」と言う言葉を作り、独特の視点で描き続けている日本画家篤苑氏の「源氏物語絵巻54 帖」の一部をエントランス展示します。 篤苑氏が源氏物語に出会い、己の心を研ぎ澄ませ、物語の本質を見抜き、20年の年月を経て完成させた源氏物語の「幽玄美」を ご覧ください

 

一枚一枚無になって花びらを描き上げていったのです。ところが、驚いたことに、できあがった絵には、全く意図していなかった一匹の金龍が,風に乗って、今しも舞い降りてきた姿にも見えるではないか。これには驚きました。首をもたげ、咆哮しているような金の龍。一枚一枚の花びらは龍の鱗にも見える。本当に不思議でした。

 

 

 

関連イベント・シンポジウム

2014年4月9日(水) 時間:14:00〜16:00(受付開始13:30)

対談「源氏物語 幽玄の世界へようこそ」

詳細はこちらをご覧ください→篤苑Facebook(https://www.facebook.com/atue.imayoshi

 

 

プロフィール

篤苑(あつえ)(日本画家)

早稲田大学卒業  社会人として仕事をしている中、源氏物語と衝撃の出会いをする。 源氏をライフワークにしようと独学の後、早稲田大学大学院中野幸一教授の源氏研究室で聴講。その後、日本画を始め、 院展同人小谷津雅美氏に師事。源氏の幽玄美の世界に魅了され、独自の源氏物語の世界を描き続けている。

2008年パリ   ユネスコ本部での招待個展「47m今吉淳恵源氏物語絵巻」展(源氏物語千年紀記念委員会後援)では約1,000 人もの来訪があり、フランスでの評価は大変大きなものであった。またこの年、京都文化博物館でも開催。その後、源氏物語 に関わる講演会や個展を開催しながら、2013年春、源氏物語絵巻54帖を完成させた。