山元一(慶應義塾大学)

会場

日仏会館ホール

定員

120

参加費

日仏会館会員: 無料、一般: 1.000円、 学生: 500円

主催

(公財)日仏会館

「権利の保障が確保されず,権力の分立が定められていないすべての社会は,憲法をもたない。」これは1789年の「人と市民の権利宣言」16条にうたわれた「憲法」の定義です。ところが意外にも、フランス憲法学では「立憲主義」は長く一般的な概念ではなかったのです。本講演では、フランスで、国民の「一般意志の表明」たる法律を中心とする「法律中心主義」との緊張関係のなかで「立憲主義」がいかに確立してきたかを振り返り、日本での議論の参考に供します。

 

 

山元一 (やまもと・はじめ)

1961年生まれ、慶應義塾大学法務研究科教授、日仏会館学術委員。主著『現代フランス憲法理論』信山社、2014年。