古田 深雪さんは、1990年代からパリに滞在し、アメリカン・ホスピタルに20年近く医療通訳として勤務し、フランス人の健康観・衛生観を身近な暮らしと医療現場の両面から観察なさっています。フランスには私たちの常識から考えてまさかと驚かされることと、その反対になるほどと感心させられることが数多くありますが、フランス人のライフスタイルにも近年徐々に変化が見られ、それが健康管理や衛生観念にも影響を及ぼしています。古田さんはYOMIURI ON LINEの医療サイト、ヨミドクターに「ボンジュール パリからの健康便り」として、定期的に寄稿なさっていますので、医療の進歩著しい現代に生きるフランス人の健康事情について、それでも変わらないもの、それだから変わっていくものを、具体例とともに楽しくご紹介くださいます。
古田 深雪
パリ アメリカン・ホスピタル医療通訳、エッセイスト、リフレクソロジスト。1992年渡仏、パリ第8大学芸術学部に学ぶ。1994年学業のかたわらアメリカン・ホスピタルで通訳を始め、1997年に正式に医療通訳として勤務。2012年読売新聞の「フランスの終末期・緩和医療調査」に関わったことをきっかけとして、同年末よりYOMIURI ON LINEのヨミドクターに「ボンジュール パリからの健康便り」を連載。http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=70172 俳句、香道にも親しみ、句会やワークショップをパリで主宰。