会場

ギャラリー

主催

日仏経済交流会(パリクラブ)

共催

(公財)日仏会館、TMF日仏メディア交流会

協力

横須賀市、X-Japonグループ、エコール・ポリテクニック日本文化普及実行委員会

後援

在日フランス大使館/アンスティチュフランセ日本、フランス国立エコール・ポリテクニック

優秀な人材を輩出するフランスの最高学府のひとつ、エコール・ポリテクニック (l’École polytechnique) にて行われた日本をテーマにした写真展が、日仏イノベーション年に際して東京へ特別巡回します。

 

エコール・ポリテクニック公式サイト : www.polytechnique.edu/en

在日フランス大使館内関連サイト : www.ambafrance-jp.org/article3388

 

エコール・ポリテクニック(l’École polytechnique)は、フランス革命でその機能が大きく混乱した国の行く末を案じたラグランジュ、モンジュ、ベルトレなどの科学者たちによって1794年に創設されました。幾多の戦乱と、かつての指導者達の国外流出に見舞われたフランスのために幹部を養成すること、そしてまた啓蒙主義の理念にのっとり、科学教育をひろめることがその目的でした。フランス革命前には、アンシャンレジーム(旧体制)のもとに定められた高貴な身分の者にしか与えられていなかった勉学の機会(王立土木学校、王立工兵学校など)を、身分を問うことなく才能ある若者たちに与えようと、エコール・ポリテクニックはその門戸を開いたのです。こうして、フランスを支える優秀な人材をこれまで数多く輩出してきました。同校は、フランス特有の高等教育機関、グランゼコールの中でも、設立から現在に至るまで最高のランクに位置する理工系の超難関校のひとつです。

 

幕末・明治維新の頃に日本政府の求めに応じて来日し、日本の近代化に力を貸したフランス人の中には同校の卒業生も多く、横須賀製鉄所建設の指揮をとったレオンス・ヴェルニー (1837-1908) もその一人です。同製鉄所建設は、日本とフランスが行った共同事業における最初期の成果とされています。

 

この写真展は、横須賀製鉄所創設150周年を記念して昨秋、横須賀市内にて催された展覧会の東京巡回展です。レオンス・ヴェルニー(1856年期生)の母校であるエコール・ポリテクニックの現役生、卒業生そして職員達が撮影した、日本をテーマにした写真作品150点を展示しています。日仏イノべーション年に際して開催されるこの写真展が、日本のみなさまに改めてエコール・ポリテクニックのことを知って頂く機会となることを願っています。