いま、社会格差は世界中に広がっている。その原因でもある排除の問題は、労働市場だけでなく、教育や住居の問題など、ほぼいたるところに見られる。排除された者たちは、日々貧困と闘っている。貧しいなかでも最も貧しいのは、いつの時代も女性である。たとえば日本では、母子家庭における貧困は母から子へと連鎖し、深刻な問題になっている。フランスでも同じ傾向が見られるのか。また男性の場合、急激な格差はどのように広がっているのか。貧困に対して、とりわけ女性の貧困に対して、どのように支援し解消していけるだろうか。さらに、女/男、女/女、男/男の間の格差はどうなっているのか、日仏比較を通して考えたい。
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プログラム
1.日本における女性の貧困―統計から出発して
2.母と子の貧困の実態と課題―10代母親の調査研究から
3.<境界>に生きる―フランスの移民・難民女性の排除と同胞コミュニティ
4.フランスにおける女性の貧困―統計の分析
5.・貧困の原因としての差別―女性差別撤廃条約が目指す女性の経済的エンパワメント ・国連女性差別撤廃委員会によるフランスでの審査(2016.7)
6.ラウンドテーブル