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2012年に安倍政権が成立して以来、国家神道の復活かと思わせる動きが目立つようになった。自民党が右傾化し、天皇崇敬を抑え国家神道を制限した戦後改革の核心を覆し、戦前への回帰の姿勢が目立っている。憲法改正はそのことと深く関わっており、今上天皇の生前退位の問題はそのことをいっそう明るみに出すことになった。
島薗進氏は1948年生まれ、宗教学者、上智大学教授、東京大学名誉教授。専門は日本宗教史で国家神道の歴史に詳しい。著書に『国家神道と日本人』(岩波新書)など、最近著は片山杜秀との共著『近代天皇論——「神聖」か、「象徴」か』(集英社新書)。本講演の予告として2017年2月9日付朝日新聞に掲載されたインタビュー「揺らぐ政教分離」を日仏会館サイトにアップします。