フランス文学と科学技術社会論をそれぞれ専門とする 2 人の対談者は、仏バカロレア哲学試験を参考にしながら、「真理は一つか」「芸術に進歩はあるか」など「答えのない問い」 を取り上げて討論形式による授業(学部3・4年生対象)を実施しました。その記録をまとめた『大人になるためのリベラルアーツ』(東大出版会)を紹介しつつ、人文的思考と 科学的思考の往復について考えます。
【 講師紹介】
石井洋二郎
東京大学理事・副学長(Vice-Président Exécutif, Université de Tokyo)
日本フランス語フランス文学会会長(Président de la Société japonaise de langue et littérature françaises)
主著:『ロートレアモン 越境と創造』(筑摩書房、2008)、『科学から空想へ―よみがえるフーリエ』(藤原書店、2009)、『時代を「写した」男 ナダール』(藤原書店、2017)
藤垣裕子
東京大学大学院総合文化研究科教授(Professeur, Université de Tokyo, Graduate school of arts and sciences)
科学技術社会論学会前会長(Ex-Présidente de la Société japonaise pour les études des sciences et technologies)
主著:『専門知と公共性―科学技術社会論の構築にむけて』(東大出版会、2003)、『科学技術社会論の技法』(編著、東京大学出版会、2005), 『科学コミュニケーション論』(編著、東京大学出版会、2008)、Fujigaki, Y. (editor) Lessons from Fukushima: Japanese Case Studies in Science, Technology and Society, Springer, 2015
石井洋二郎 | 藤垣裕子 | |
(東京大学理事・副学長) | (東京大学) |
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