「ジャポニスム2018:響きあう魂」は、2016年5月のオランド-安倍両首脳の合意により発表され、日仏友好160周年を記念する史上最大規模の日本文化・芸術の祭典として、2018年7月から2019年2月までのほぼ10か月をかけて、パリ市内を中心に20を超える会場で開催されました。日仏会館では、国際交流基金、フランス大使館の協力を得て、2017年1月23日に「ジャポニスム2018:フランスに日本の何をどう伝えるのか」と題する鼎談を企画し、ジャポニスム2018の一般市民への発表を支援しました。
この第1部では、主催者である国際交流基金安藤裕康理事長をお迎えし、準備から実現までの多難な道のりを乗り越え、多くの感動の声に接した今、未曾有の祭典を振り返り、そこから見えてくる今後の日仏交流の展望について、当館松浦晃一郎名誉理事長と対談していただきます。
対談に続いて、来る6月8日には第2部シンポジウムを予定しています。舞台芸術、展覧会、市民交流の各分野でジャポニスムに関わった専門家の方々をお招きして、ジャポニスム2018は期待されていた目標を達成できたか、日仏文化交流にどんな足跡を遺したか、そしてこれを礎に、今後の日仏文化交流において日仏双方の関係者がさらに何を積み重ねて行くべきかを論議します。ご期待ください。