「ジャポニスム2018: 響きあう魂」は、日仏友好160年を記念する史上最大規模の日本文化・芸術の祭典として、2018年7月から2019年2月までのほぼ8か月をかけて、パリ市内を中心に100を超える会場で開催され、これまでにない広がりの日本文化理解者を得て、成功裡に閉幕しました。本シンポジウムでは、舞台公演、展覧会、市民交流の各分野でジャポニスム2018に関わった専門家の方々をお迎えして、それぞれの現場での意義や課題を浮き彫りにし、プレスの報道や観客の反響を検証するとともに、ジャポニスム2018が期待されていた目標を達成できたか、日仏文化交流にどんな足跡を遺したか、そしてこれを礎に、日仏双方の関係者が今後さらに何を積み重ねて行くべきかを論議します。
9:45 趣旨説明
岡 眞理子(日仏会館常務理事)
10:00 第1セッション 舞台芸術
パネリスト
宮城 聰(SPAC-静岡県舞台芸術センター 芸術総監督)
“ジャポニスム2018”でのわれわれの取り組み
川口隆夫(パフォーマー・ダンサー)
カズオがパリにやってくる!
岩井秀人(劇作家・演出家・俳優)
フランスにて自作自演してもらいました
モデレーター 藤井慎太郎(早稲田大学文学学術院教授)
11:45 休憩
13:15 第2 セッション 展覧会
パネリスト
高階秀爾(大原美術館長)
「見たいもの」から「見せたいもの」へ
名和晃平(彫刻家・京都造形芸術大学)
Throne 空位の玉座/ Foam 青い泡
五十嵐太郎(東北大学)
展示の空間デザインと手法について
モデレーター林 洋子(文化庁芸術文化調査官)
15:00 コーヒーブレーク
15:15 第3 セッション 市民交流
パネリスト
橘木芳徳(暁星学園フランス語教育顧問・前ジャポニスム2018 教育交流アドバイザー)
フランスの高校生、大学生の日本観
秋田佳紀(青森県観光国際戦略局長)
“ジャポニスム2018”とアオモリスム
宮下祐輔(神楽坂ふしきの店主)
フランスにおけるSAKE gastronomie の可能性
モデレーター 増田是人(外務省大臣官房戦略的対外発信拠点室首席事務官・前ジャポニスム2018 事務局長)
17:00 総括セッション
“ジャポニスム2018:響きあう魂”の後に続くもの
パネリスト
藤井慎太郎
林 洋子
岡 眞理子
モデレーター 坂井セシル(日仏会館・フランス国立日本研究所長)
18:00 懇親会
日仏会館1 階ホール フォワイエ