離婚した日仏カップルのフランス人の親が子どもに会うために日本に来ても、面会を拒絶されるという問題が生じ、フランスのメディアで大きく取り上げられています。フランスと異なり日本では、離婚後の子どもに対して父母の共同親権が認められないことがその原因である、と主張されています。これからの日本法において関係の破綻した夫婦と子の法的関係をどのようにすればよいのかについて、共同親権問題をテーマとして考えたいと思います。パネリストとしては、推進派・慎重派双方から憲法学者・民法学者、破綻した日仏カップルの法律問題の実務に明るい弁護士の4人をお招きします。