本シンポジウムでは、第一次世界大戦後の「モダンガール」や太古の昔から「魔女」として疎外されてきた女たちが大衆文化の中でどのように表象されたかを分析します。また、20世紀に独自の世界を生きた日仏の3人の女性それぞれの「モダンガール」的な側面についてジェンダーの視点から5人の登壇者と共に考察します。
プログラム:
[17:00-17:15]
開会の辞 西尾治子(日仏女性研究学会代表)
挨拶 ベルナール・トマン(日仏会館・フランス国立日本研究所)
趣旨説明 中山信子(早稲田大学演劇博物館)
第一部 モダンガール、ジェンダー規範を逸脱した女たち[ 17:15-18:20 ]
司会 木村信子(東洋大学人間科学総合研究所)
基調講演
「1920-30年代の日本の風刺画に見るモダンガール」
サンドラ・シャール(ストラスブール大学)
「≪魔女≫にみる日仏の女性表象の変遷
―フェミニズムとポップカルチャーをめぐって―」
新行内美和(日仏女性研究学会)
第二部 モダンガール、新天地を切り拓いた女たち[ 18:30-20:00 ]
司会 西尾治子
1.「建築家 早間玲子氏の夢と奮闘」
吉川佳英子(愛知工業大学)
2.「永瀬清子 詩人のたたかい」
志田道子(フリーライター)
3.「イレーヌ・ネミロフスキー『孤独のワイン』における自画像」
秦佳代(北海道大学大学院文学研究科)
第三部 登壇者及び参加者との討論会[ 20:00-20:30 ]
司会 中山信子
閉会の辞 棚沢直子(フランス研究者)
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