【講師】小倉孝誠(慶應義塾大学)
【司会】澤田直(立教大学)

会場

オンライン

参加費

一般1,000円、日仏会館会員・日仏会館学生オンラインメンバーシップ無料

言語

日本語

主催

(公財)日仏会館

 

※お申し込み方法についてはこちらのページをご参照ください。

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 今年はギュスターヴ・フロベールの生誕200年に当たります。フロベールは日本でもたいへんよく知られた作家であり、主要作品の新たな邦訳が刊行され、その研究が盛んに行われるなど、存在感が失われることがありません。フロベールは19世紀フランスの他の作家たちに比して寡作ですが、その文学的な完成度と技法上の刷新によって、後世の文学に大きな影響を及ぼしました。20世紀、そして現代を代表する世界の作家たちが彼を師と仰いだのは偶然ではありません。フロベール文学の何がいまなお読者を引きつけるのか、その魅力はどこにあるのかを考えます。

 

【講師プロフィール】

小倉孝誠(おぐら・こうせい)

1956年生まれ。慶應義塾大学教授。専門は近代フランスの文学と文化史。文学、芸術、社会、思想を文化史の視点から総合的に読み解こうとしている。著書に『「感情教育」歴史・パリ・恋愛』(みすず書房)、『犯罪者の自伝を読む』(平凡社新書)、『近代フランスの誘惑』(慶應義塾大学出版会)、『写真家ナダール』(中央公論新社)、『革命と反動の図像学』(白水社)、『歴史をどう語るか』(法政大学出版局)など、また訳書にフローベール『紋切型辞典』(岩波文庫)、ユゴー『死刑囚最後の日』(光文社古典新訳文庫)など。

 

 

 

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