『失われた時を求めて』は絵画への暗示の汲み尽くしえぬ宝庫です。このプルーストの小説にとり込まれた画のなかには、フェルメールの『デルフトの眺望』のように正確なタイトルとともに綿密に描写される画も多くあります。小説の描写のなかに実在の画が数多く存在しますが、ヴィヴォンヌ川の睡蓮のように、モネからの借用が否定できないにもかかわらずそれが完全に隠されている場合もあります。本展は、画の複製、小説の抜粋、プルーストが参照した刊本などを展示し、この想像上の美術館の扉を開いて、『失われた時を求めて』において美術の果たす多様な機能を明らかにします。
※2021年5月に開催された日仏シンポジウム「プルースト―文学と諸芸術―芸術照応の魅惑4」の関連イベントです。
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[画像]フェルメール《デルフトの眺望》
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