満州は、近代の神道が普及した主な地域の一つです。実際、1905年から1945年の間に建てられた神社が300箇所以上あります。この「海外神社」による具体的な空間の占有には、領土拡張の動きの中で神道の役割を正当化する一連の言説があります。本講演会では、松山珵三(1878-1947)、出口王仁三郎(1871-1948)、筧克彦(1872-1961)の3人の事例を取り上げ、宗教建築と言説との密接な関係を明らかにします。課題となるのは、満州という帝国空間の周縁との出会いが、近代の神道の中心人物たちの軌跡にとってどれほど影響があったかを示すことです。
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