海外から見ると、日本の日刊紙は今でも印刷部数の多さで際立っています。一方、報道の現場で情報を作り出す人たち – 新聞記者たち – は比較的に無名です。それにもかかわらず、日本のジャーナリズムは、この職業的活動のあらゆる局面で企業を中心にした特異なモデルに構造化されてきました。本講演会では、数年にわたるエスノグラフィー調査に基づくこの世界の組織の社会学的分析を通じて、このモデルとその最近の変容を明らかにすることを試みます。現代日本社会におけるメディアの位置づけの変遷と、若い世代の仕事との関わりの変化について考えましょう。
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