日仏ともに大学は、パリと東京の首都を中心に拡大発展を遂げてきました。従来、大学と都市は対立関係に置かれることが多かったのですが、最近の研究では大学史・都市史・建築史などの学際的な視点から、両者に相互浸透性があることが明らかにされ、それを「大学空間」と呼んでいます。本講演会では、中世から現在にいたるフランスの「大学空間」の歴史に関する研究動向を紹介し、日仏学術交流を行います。平日の夕刻から開始しますので、6月6日(火)と8日(木)の2回に分けて以下の講演会を開催し、それぞれ日本の専門家によるコメントをいただき、日仏間の国際的議論を企てます。
プログラム
6月6日(火)18:00-20:30
講演:ロイック・ヴァドロルジュ(ギュスターヴ・エッフェル大学)
「フランスにおける大学の都市史:研究の最新動向」
コメント:中野隆生(学習院大学元教授)
通訳:堀茂樹(慶應義塾大学名誉教授)
6月8日(木)18:00-20:30
講演:エレオノール・マランツ(パリ第1大学パンテオン・ソルボンヌ校)
「フランス大学建築の歴史的展開」
コメント:木方十根(鹿児島大学教授)
通訳:荻野文隆(東京学芸大学名誉教授)
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