※お申し込み方法についてはこちらのページをご参照ください。
––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––
500の企業体と500の社会事業を設立・支援したという渋沢栄一。日本の近代社会の形成史は、渋沢を抜きにしては語れないと言われます。いま、日本銀行券1万円札の肖像の出現を目前にして、その役割の再評価・検証が唱えられています。多言が費やされていますが、この日本人が、流動する世界の近・現代史とどのように向きあったかという視点は、意外にも語られることが少なかったようです。パリ派遣の幕吏時代から、第一次世界大戦前後の世界情勢まで、歴史を透視する予定です。
【各回テーマ】[各火]
・第1回 2024年1月23日 「1867年、渋沢はパリで何を見たか」
・第2回 2024年1月30日 「静岡という束の間の聖地」
・第3回 2024年2月13日 「1870年代の日本とヨーロッパ」
・第4回 2024年2月20日 「渋沢と世界 : 世紀を迎えて」
樺山紘一
1941年生まれ。
東京大学文学部教授、国立西洋美術館長、印刷博物館館長を経て、現在は、渋沢栄一記念財団理事長、東京大学名誉教授。
専門は、西洋中世史。『ゴシック世界の思想像』(岩波書店、1976年)、『歴史のなかのからだ』(ちくま書房、1987年、岩波現代文庫、2008年)、『地中海 人と町の肖像』(岩波新書、2006年)をはじめ、多岐に亘る多くの著作、編著、翻訳がある。