本イベントは、作品上映と講演で構成されています。
2000年、世紀の変わり目の年に1本の映画が誕生しました。 アニエス・ヴァルダ監督によるその映画『落穂拾い』は、フランスのさまざまな地に根ざして生きる人々を通して、「拾う」という行為がどのような意味を持つのかをドキュメンタリー映画として詳らかに描き出し、フランスはもちろん日本でも話題になりました。四半世紀を経たいま、『落穂拾い』はどのように見ることができるのか? そして、当時はまだ発展途上にあったディジタル・ヴィデオでの撮影は、いまや当たり前のものとなっています。技術進歩と(ドキュメンタリー)映画との関係性についても再検証してゆきます。
上映作品
『落穂拾い』(Les glaneurs et la glaneuse/ 2000 / France / 82分)
監督・脚本:アニエス・ヴァルダ
撮影:ディディエ・ルジェ、アニエス・ヴァルダほか
音楽:ジョアンナ・ブルゾヴィッチ
出演:アニエス・ヴァルダ