日仏会館創立百周年記念日仏シンポジウム「日仏芸術交流の100年―建築、音楽、庭園、写真・映像」より
第3部「日仏におけるイメージの往還―19–21世紀の建築・庭園、写真・映像」
司会:林洋子(兵庫県立美術館館長)

・林洋子(兵庫県立美術館館長)
「アルベール・カーンの再生——1890–1920年代パリでの日本イメージ刻印者として」00:19

・ ジャン=セバスチャン・クルーゼル(ソルボンヌ大学教授)
「フランスにおける日本建築の初期モデル——アルベール・カーンによる庭園」29:48

・隈研吾(建築家)
「フランスでの近年のプロジェクトをめぐって——アルベール・カーン美術館新館を中心に」
※隈氏発表は、都合により本動画に含まれません。

講演日:2023年12月3日(日)

-----------------------------------------------------------

日仏会館創立100周年を記念する芸術関係の企画として、1924年の日仏会館設立から1953年の日仏文化協定締結までの時代を主たる対象に、日本とフランスの芸術交流の歴史を多様なジャンルやメディアを切り口にたどりたい。20世紀前半の日仏芸術交流といえば、藤田嗣治やル・コルビュジエの名前が前面に出るイベントが多かったが、本企画はそれとは違う。100周年に相応しく、様々な芸術分野における日仏交流の知られざる過去を改めて蘇らせる内容で、新鮮な刺戟を与えることであろう。

シンポジウムの第1部から第3部では、建築、音楽、庭園、写真・映像の領域における日仏芸術交流創生期の知られざる人物や側面を浮き彫りにする。また、その延長線上にこそ日仏にまたがる現在の芸術創造が位置づけられることも示したい。第4部となるコンサート(別日開催)では日仏交流で大きな役割を担った日本の作曲家の作品を聴く。プログラム全体で、日仏芸術交流の記憶を新たにし、今後の文化交流を活性化することを目指している。



開催日:2023年12月2日(土)、3日(日)
主催:公益財団法人日仏会館
協力:日仏会館・フランス国立日本研究所
助成:公益財団法人石橋財団