日仏会館創立百周年記念日仏シンポジウム「両大戦間期フランスの表象――女性、戦争、植民地」
第4部:戦争と記憶

・小川美登里(筑波大学)
「デュラスにおける想起、記憶喪失、そして忘却」0:15

・野崎歓(放送大学)
「戦争にあらがうフランス映画——軍服の表象をめぐって」32:17

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第一次世界大戦から第二次世界大戦にかけてのいわゆる両大戦間期のフランスは、前衛芸術を中心に華やかな文化が展開した時期ですが、二つの戦争に挟まれた暗黒の側面も持ち、植民地の問題があらためて前景化した時期でもあります。また、多くの犠牲者を出したフランスでは、男性たちにかわって女性たちの社会進出が進み、多くの分野で活躍した時代でもありました。本シンポジウムでは、以上の点に着目し、植民地や戦争がどのように文学、美術、映画の対象となったのか、とりわけ絵画、映画が戦争や植民地問題をどのように表象したのかを、女性の問題と交差させて検証します。また、日本に関する言及や日本からの視点もあわせて示すことによって、より立体的に考察します。二日目の最後には、反戦歌を中心としたミニコンサートを行うことで、さらに音楽の側から補完することも目指します。

開催日:2024年7月20日(土)、21日(日)
主催:公益財団法人日仏会館
協力:日仏会館・フランス国立日本研究所
助成:公益財団法人石橋財団