「フランスはどこにいくのか?――右翼ポピュリズムを考える」
パネリスト:渡邊啓貴(帝京大学教授・東京外国語大学名誉教授)、国末憲人(東京大学先端科学技術研究センター特任教授)
司会:中島厚志((公財)日仏会館理事長)

フランスでは6月から7月にかけて国民議会(下院)の選挙が行われ、年金制度といった経済社会問題に加えて、移民、EU協調の是非やその背後にある自由や平等といった共和国的価値が大きな争点となりました。そして、選挙結果は、左派、中道、極右が鼎立する状況となり、いままでとは異なった国民意識を窺わせるような複雑なものとなりました。 本ウェビナーでは、フランス政治の研究者にご登壇いただき、今回の国民議会選挙とその結果を多面的に読み解いていただきます。今回の選挙をどう見るのか、選挙結果があぶりだしたフランスの政治や経済社会が抱える問題は何か、そしてフランスはどこに向かうのかなど幅広い視点から議論します。