マリー=セシル・フォレスト(ギュスターヴ・モロー美術館館長 展覧会監修)

会場

日仏会館ホール

【主催】 公益財団法人日仏会館、日仏会館フランス事務所、パナソニック汐留ミュージアム  

【後援】 日仏美術学会      

【挨拶】 三浦篤(日仏美術学会)

【紹介】 後藤新治(西南学院大学)  

【司会】 クリストフ・マルケ(日仏会館フランス事務所)      

 

講演会への参加には、97日(土)よりパナソニック汐留ミュージアムで開催される「モローとルオー:聖なるものの継承と変容」展の入場無料招待券が含まれます。

 

 

ギュスターヴ・モロー(1826 - 1898)は、生涯を通して自分の肩書きを「歴史画家」として主張していました。彼の作品の主題は、聖書と神話の中から取り上げられています。またその一 方で、キマイラのようなモローならではの主題も考え出しています。そういった主題は、ロマン派の画家に続いて、才能のクイーンのようにイマジネーションの 大切さを主張しています。ギュスターヴ・モローは、彼の作品や、1892年から始まったエコール・デ・ボザールでの教育を通じて、古典的な美術と20世紀 のアートの、まさに架け橋となった人であり、それは彼自身の次の言葉にも象徴されています。「あなたが渡ろうが渡るまいが、私は一つの橋なのです。」      

 

マリー=セシル・フォレスト

(ギュスターヴ・モロー美術館館長 展覧会監修) リオンで美術を学ぶ。1992年-2001年 ブロア城とブロア美術館の学芸員に任命され、数々の展覧会を企画。1994年 「ブロア ロアール川の正面階段席」展  1996年 「ジャック・フェリックス・デュバン 建築家の色彩」展1997年 「ロマン派の彫刻家 オーギュスト・プレオー」展1998年 「ターナー ロアールの旅路 」展、「ブロアでのフランソワ・マンサール」展、「アートと犯罪」展1999年 「メディシスの宝物」展1995年 著書『フランスの真鋳製品1900-1950』刊行(日本では未刊行)  2000年 フランス美術史委員会よりフォシオン奨学金が授与され、米国イェール大学留学20016月 ギュスターヴ・モロー美術館の学芸員に任命20024月 同美術館館長に就任。以来、数々のギュスターヴ・モローを中心とした展覧会のコミッショナーとして活躍2003 年 「ギュスターヴ・モロー美術館の神話とキマイラの水彩とデッサン」展企画.(パリのロマン派美術館で開催)2004年 「ギュスターヴ・モロー 夢の風景」展企画(ブルコン・ブレス王立修道院、ランス美術館で開催) 2006年 「ギュスターヴ・モロー オリエントの夢」展企画(マドリードのマプレ・ヴィーダ財団で開催)2005年 「ギュスターヴ・モロー」展 日本での巡回展企画(島根県立美術館、兵庫県立美術館、Bunkamuraザ・ミュージアムで開催)2007年 初のモロー美術館内での展覧会「ユイスマンス-モロー夢幻的ヴィジョン」を企画2009年 「ギュスターヴ・モローと神話の土地」展コミッショナー(ブタペストのボザール美術館で開催)、ギュスターヴ・モロー美術館の主要デッサンカタログ制作責任者2010年 「蝋の人物像」展企画担当(ギュスターヴ・モロー美術館で開催)