考えて見ると、日本人で初めてと言うのが意外と多いのです。パリ市立カルナバレ美術館で展覧会が開かれた初の日本人、これをみて奥村土牛さんと中川一政さんがやってきた。パリのプレタポルテを初めて日本に連れてきて紹介したのが1972年、森英恵さんの主人の森賢さんが、日本側の引き受け主催者だった。それで「金のピン」という業界功労勲章を、ジャーナリストとしてフランス業界から頂いた。パリで「パリを描いた日本人画家展」というアイディアを出し、朝日新聞が乗って来た。1968年から画材道具を積んだカートを引っ張って、メトロで絵を描きに通う。今では車のついたトランクが世界中に氾濫・・・・(講師記)
1934年岡山市に生まれる。岡山大学理学部物理学科卒業。1963年に渡仏、エコール・デ・ボザールで学び、以後、パリに在住し、油彩、水彩、リトグラフでパリの風景を中心に描き続ける。ソシェテ・ナショナル・デ・ボザール名誉副会長。
1971年 サロン・デ・ザルチスト・フランセ (ル・サロン) 水彩画部金賞
1974年 サロン・デ・ザルチスト・フランセ (ル・サロン) 絵画部金賞・終身無鑑査
1975年 ツーロン美術館国際展第一席フランス大統領賞
2000年 カーニュシュールメール・グリマルディー美術館 国際美術展版画金賞
2002年 サロン・ナショナル・デ・ボザール (SNBA) 展ピュビス・ド・シャバンヌ賞
2005年 旭日小綬章
2011年 サロン・ドートンヌ2011年絵画賞 友の会より受賞
2014年 芸術文化勲章シュバリエ
2014年 フランス学士院 ベルダゲー絵画賞 フランス芸術院より受賞
フランス国家、フランス文部省、パリ市立カルナヴァーレ美術館、ヴァチカン美術館、岡山県立美術館他に買い上げ、収蔵多数。
画像 アムラン通り(マルセル・プルーストの最後の住まい)
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