主催:「日仏翻訳交流の過去・現在・未来」組織委員会
共催:(公財)日仏会館、日仏会館フランス事務所
後援:外務省、文化庁、フランス大使館、日本フランス語フランス文学会
協賛: 東京外国語大学、中央大学、立教大学、朝日出版社、岩波書店、KADOKAWA、河出書房新社、講談社、光文社、集英社、人文書院、駿河台出版社、大修館書店、中央公論新社、白水社、早川書房、藤原書店、平凡社、ぷねうま舎、ガリマール社、フラマリオン社、ピキエ社、ベル・レットル社、フランス著作権事務所
事前参加登録はこちらからフランス事務所サイトからお願いいたします。
19日 午前(9:45ー12:45) 司会:セシル・坂井(パリ第Ⅶ大学)
1)古典文学の翻訳
宮下志朗(放送大学)「翻訳者の使命:古典の継承のために」
アンヌ・バイヤール・坂井 (INALCO、立教大学招聘研究員):「いま日本文学を流布させる」
秋山伸子(青山学院大学) 「モリエールを翻訳する」
ダニエル・ストリューヴ(パリ第Ⅶ大学)「源氏物語を仏訳する」
討論 :発表者全員
コメンテイター:荻野アンナ(作家、慶応大学)、ラキス・プロギディス(季刊国際文芸誌《ラトリエ・デュ・ロマン》編集長)、篠田勝英(白百合女子大学)
午後の部(14:00-17:15)
2)近現代文学の翻訳
西永良成(東京外国語大学名誉教授)「今なぜ『レ・ミゼラブル』を翻訳するのか」
ディディエ・シッシュ(甲南大学) 「自由の行使としての翻訳」
吉川一義(京都大学名誉教授)「プルーストをいかに日本語に訳すか」
パトリック・オノレ(翻訳家):「新しいテクスト、新たな翻訳の実践」
討論 発表者全員
コメンテイター:津島祐子(作家)、エストレリータ・ワッセルマン(東京大学)、
小野正嗣(作家、立教大学)
20日 午前(9:30-12:00) 司会:澤田直(立教大学)
3)思想・人文科学の翻訳 ;日仏間で確立すべき対話に関する考察
湯浅博雄(東京大学名誉教授)「翻訳の問い−ランボーを中心に」
エマニュエル・ロズラン(INALCO)「日本の人文・社会科学を仏訳する
−誰のため、何のために?」
塚本昌則(東京大学)「〈精神〉について−ヴァレリーの翻訳を中心に」
ミカエル・リュケン(INALCO):「発見と創造としての翻訳:中井正一の作品をめぐって」
討論 発表者全員
コメンテイター:セシル・坂井(パリ第Ⅶ大学)、西谷修(立教大学)、
ニコラ・モラール(ジュネーヴ大学、日仏会館)
午後(13:30ー18:00)
4)歴史・社会科学の翻訳 :日仏における非対称な関係についての問題提起
三浦信孝(中央大学) 「日仏翻訳の往還−中江兆民の例」
ピエール・スイリ(ジュネーヴ大学) 「日本の日本史学者の仏訳に関する考察」
菅野賢治(理科大学) 「訳すことは〈原住民性〉を裏切ることである:翻訳の植民地主義的様相
コリーヌ・カンタン(翻訳家、フランス著作権事務所)「翻訳、日仏のより良き対話のために」
渡名喜庸哲(慶応義塾大学)「現代フランス政治哲学の翻訳−フクシマを論じるいくつかの視点」
アルノ・ナンタ(フランス高等研究学院 日仏会館)「天皇への殉死者の翻訳の背景
−高橋哲哉『靖国問題』−日本並びに東アジアに対するフランスの視点と無理解」
討論 発表者全員
コメンテイター:福井憲彦(学習院大学)、勝俣誠(明治学院大学)、真島一郎(東京外国語大学)