■本シンポジウムは日仏会館ホールで開催予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の感染状況に鑑み、オンライン開催に変更となりました■
■クリストフ・マルケ氏はご都合によりシンポジウムに参加できなくなりました。ご了承くださいますようお願いいたします。
民衆画・民衆版画についてはフランスではエピナル版画が有名ですが、日本では大津絵や浮世絵版画がよく知られています。本シンポジウムでは、この日本とフランスの比較を中心としつつ、19世紀から20世紀前半にかけてのエピナル版画の、ロシアを含めたヨーロッパ諸国への広がりを検討し、中国の年画や韓国・ベトナムの民画といった、東アジアにおける民衆画と日本の大津絵・浮世絵版画などとの類似点・相違点を分析します。その上でヨーロッパと東アジアの比較を試みます。
画像 《煉獄の魂の救済》
<注意事項>
※開催日により開始時刻が異なりますのでご注意ください。
・2月19日(土) 13時~17時30分
・2月20日(日) 9時30分~17時30分
<プログラム>
2月19日(土)
第1部 シンポジウムの概要 司会 坂内徳明
13時―14時15分 原聖「民衆画の世界、東西に共通するもの」
第2部 日本の視点 司会 三山陵
14時15分―15時15分 久野俊彦「日本の民衆画の諸相」
15時15分―15時30分 休憩
15時30分―16時30分 湯浅淑子「実用的な浮世絵について」
16時30分―17時30分 クリストフ・マルケ「大津絵から見た民画の世界」
2月20日(日)
第3部 東アジアからみる 司会 久野俊彦
9時30分―10時30分 三山陵「中国民間版画の意味と役割」
10時30分―11時30分 畑山康幸「朝鮮民画研究の新潮流」
11時30分―12時30分 新江利彦「チャムの民画バニン:そのベトナム民画における位置」
12時30分―13時30分 休憩
第4部 欧州から考える 司会 原聖
13時30分―14時30分 坂内徳明「騎士物語 ロシアへ」
14時30分―15時30分 上田あゆみ「20世紀初頭におけるメディアとしてのエピナル版画と日本イメージの創出――ジョルジュ・ビゴー作品から――」
15時30分―15時45分 休憩
第5部 東西比較総合討論 司会 原聖
15時45分―17時30分 討論者、久野俊彦、クリストフ・マルケ、坂内徳明、三山陵
<関連企画>
日時 : 2月17日(木)~23日(水)10時~18時(最終日は17時まで)
会場 : 日仏会館ギャラリー