1960年代以降のフランスにおいて、外国人移民の子供たちはどのように社会に統合されていったのでしょうか。アメリカ合衆国にアメリカン・ドリームが存在するのと同様、フレンチ・ドリームなるものが存在するのでしょうか。フランスでは、学校教育を通じて社会階層、性別、民族に関わりなく、あらゆる子供たちに社会の一員としての場が与えられることになっています。そして、出身階級に関わらず個人の能力と努力が成功への鍵となるとされています。ところが、ここ半世紀以来の社会的、政治的状況を見てみると、共和制のもとでの能力主義という建前と現実には大きな隔たりがあることがわかります。
※本講演会はJSPS科研費(23H00620)の助成を受け開催します。
1960年代フランスの貧困家庭に 非フランス語話者・文盲の両親のもとに生まれ、作家になること――奇跡か、あるいはフランスのモデルケースか?
2025-05-26(月) 18:00 - 20:00

講師
アズーズ・ベガーグ(フランス国立科学研究センター、作家)
報告者
下境真由美(オルレアン大学)
司会
マルコ・ソッティーレ(慶應義塾大学)
会場
日仏会館ホール
定員
130名
参加費
無料
言語
フランス語(同時通訳あり)
主催
グループ「フランスに於けるマグレブ系「移民」と文学」
共催
日仏会館・フランス国立日本研究所
助成
(公財)日仏会館、(公財)森村豊明会
お問合せ
下境真由美
mayumi.shimosakai@univ-orleans.fr
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