講師 ベルナール・バヌン(パリ・ソルボンヌ大学)、アンヌ・バヤール=坂井(フランス国立東洋言語文化大学)、マチュー・カペル(日仏会館・フランス国立日本研究所)、パトリック・ドゥヴォス(東京大学)、平岡 敦(翻訳家)、堀江敏幸(作家、早稲田大学)、ジャック・レヴィ(明治学院大学)、エマニュエル・ロズラン(フランス国立東洋言語文化大学)、宮下志朗(放送大学)、水村美苗(作家)、中地義和(東京大学)、沼野充義(東京大学)、野崎歓(東京大学)、ドミニク・パルメ(翻訳家)、多和田葉子(作家)、島田和俊(河出書房新社)、ダニエル・ストリューヴ(パリ・ディドロ大学)、吉川一義(京都大学名誉教授)、澤田 直(立教大学、日仏会館)
司会 ミリアム・ダルトア=赤穂(翻訳家)、中川成美(立命館大学)、コリーヌ・カンタン(フランス著作権事務所)、坂井セシル(日仏会館・フランス国立日本研究所所長)、篠田勝英(白百合女子大学、日仏会館)

会場

日仏会館ホール

定員

130

言語

日本語、フランス語(同時通訳あり)

主催

(公財)日仏会館、日仏会館・フランス国立日本研究所

助成

(公財)小西国際交流財団

協力

在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、アンスティチュ・フランセ・パリ、立教大学、フランス大学学院、東アジア文化研究所CRCAO、ソルボンヌ大学Reigenn

開始時刻が異なりますのでご注意ください。

4月13日(金)16時~19時

下記HPより参加登録をお願いいたします

http://www.mfj.gr.jp/agenda/2018/04/13/20180413_colloque_traduction/index_ja.php

 

 

4月14日(土)10時~19時

下記HPより参加登録をお願いいたします

http://www.mfj.gr.jp/agenda/2018/04/14/20180414_colloque_traduction/index_ja.php

 

 

下記HPより、各日参加登録をお願いいたします。

www.mfj.gr.jp

 

 

チラシ

 

 

19 世紀終わりから、日本では海外文化の発見とその摂取という文脈で、フランス文学やフランスの思想が大量に翻訳され、また近年は新訳も盛んになされている。一方、フランスでも、1980 年代から、日本文学の主要な著作が体系的に翻訳されるようになった。本シンポジウムでは、フランスと日本のみならず、他の領域からも広く翻訳者、作家、研究者を迎え、様々な対話をとおして、グローバルな観点から、翻訳史に見られる不均衡と接点を検討したい。現況の分析を踏まえた上で、日仏翻訳の歴史を2021 世紀の世界文学の中に位置付けることを目指す。文学は人類の文化遺産だが、常に変遷しているからだ。

また、世界の言語や文化がもっとも濃密に交差する場所で活躍中の作家、多和田葉子氏、水村美苗氏、堀江敏幸氏を迎えて、お話をうかがう。

 

 

プログラム

413日(金)

16 : 00 イントロダクション

坂井セシル (日仏会館・フランス国立日本研究所、パリ・ディドロ大学)

澤田 直(立教大学、公益財団法人日仏会館)

 

16 : 15 基調講演

「『フランス語翻訳史』:企画、方法、展望をめぐって」

ベルナール・バヌン(ソルボンヌ大学)

 

17 : 00 傑作の翻訳

「正岡子規の『病状六尺』:欄外文学を翻訳する」

エマニュエル・ロズラン(フランス国立東洋言語文化大学)

 

「プルーストはいかに翻訳するのか?」

吉川一義(京都大学)

 

18 : 00 基調対談:文学と翻訳

多和田葉子(作家)  

堀江敏幸(作家、早稲田大学)

 

司会 アンヌ・バヤール=坂井(フランス国立東洋言語文化大学)

 

 

 

414日(土)

 

10 : 00 古典の翻訳  

「西鶴の文体を翻訳する」

ダニエル・ストリューヴ(パリ・ディドロ大学)

 

「新訳の必要性 ̶ ラブレーの場合」

宮下志朗(放送大学)

 

 司会 中川成美(立命館大学)

 

11 : 00 詩歌の翻訳

「大岡信と谷川俊太郎の詩における言葉遊び: 翻訳家の挑戦」

ドミニク・パルメ(翻訳家)

 

「詩を訳す:忠実さと創意」

中地義和(東京大学)

 

12 : 00 昼食

 

13 : 00 討議1:新訳の時代と翻訳出版事情

エマニュエル・ロズラン(ベル・レットル社)  

島田和俊(河出書房新社)

 

司会  コリーヌ・カンタン(フランス著作権事務所)

 

14 : 00 ジャンルの翻訳

「二流文学、二流翻訳、二流読者?娯楽小説の場合」

アンヌ・バヤール=坂井(フランス国立東洋言語文化大学)

 

「大衆文学の翻訳:ガストン・ルルー、モーリス・ルブランほか」

平岡 敦(翻訳家)

 

「演劇翻訳」

パトリック・ドゥヴォス(東京大学)

 

「映像のような言葉:可視化された字幕のために」

マチュー・カペル(日仏会館・フランス国立日本研究所)

 

 司会  ミリアン・ダルトア=赤穂(翻訳家)

 

16 : 00 休憩

 

16 : 30 差異の翻訳

「翻訳と他者性の痕跡」

ジャック・レヴィ(明治学院大学)

 

「開く、閉じる:差異について 」

澤田 直(立教大学)

 

 司会  篠田勝英(白百合女子大学)

 

17 : 30 討議2:世界文学と翻訳、残るものとその可能性

水村美苗(作家)  

野崎 歓(東京大学)  

沼野充義(東京大学)

 

司会  坂井セシル

 

19 : 00 閉会の辞 澤田 直

 

 

 

 

 

 

日仏会館のイベント等活動は、個人会員・賛助会員の皆様のご支援で成り立っております。